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【医師監修】ミノキシジルに副作用はある?AGA治療薬【ミノキシジル】の注意点を徹底解説!

  • 作成日:2020年9月18日
  • 更新日:2024年4月30日
【医師監修】ミノキシジルに副作用はある?AGA治療薬【ミノキシジル】の注意点を徹底解説!

ミノキシジルに副作用はあるのかーAGA治療薬【ミノキシジル】の注意点について解説

ミノキシジルに副作用はあるのかーAGA治療薬【ミノキシジル】の注意点について解説

ミノキシジルは、薄毛治療に用いられる薬の1つです。AGAやびまん性脱毛症など、髪が薄くなる症状に使用することで、症状の改善が期待できます。薬を使うときに気になるのが副作用ではないでしょうか。ミノキシジルには外用薬と内服薬があります。それぞれで副作用が異なるため、事前に確認しておきましょう。ここでは、ミノキシジルの作用や副作用について詳しくご紹介します。

ミノキシジルとは?

ミノキシジルとは?

ミノキシジルとは、現ファイザー社のアップジョン社が開発した降圧剤です。降圧剤とは、高血圧の治療に用いられる薬で、血圧を下げる働きがあります。当時は、降圧剤として使用されていましたが、服用した方に多毛症がみられたため、発毛剤として再び研究されることになりました。その結果、発毛作用が認められたため、世界中で使用されるようになったのです。

日本でも、厚生労働省の認可を受けて、多くのクリニックで薄毛治療薬として使用されています。

ミノキシジルの作用について

ミノキシジルには、薄毛の改善と血行促進、毛母細胞の活性化の働き、発毛作用が期待できます。24週間の投与で80%以上の方が改善を実感したという大正製薬のデータもありますが、薄毛を改善する理由は、詳しくわかっていません。

AGAは、成長期と退行期、休止期で成り立つヘアサイクルのうち、成長期を短縮することで髪の成長を阻害すると考えられています。ミノキシジルには、ヘアサイクルをつかさどる毛包に働きかけることでヘアサイクルを整える作用があるといわれています。

詳しくはこちらをご覧下さい。

ミノキシジルとは?効果や副作用、使用方法について
ミノキシジルとは?効果や副作用、使用方法について

ミノキシジルの副作用について

ミノキシジルは外用薬、内用薬の副作用が確認されています。外用薬は初期脱毛と頭皮のかゆみ、皮膚のアレルギー反応です。内服薬は浮動性めまいや頭痛、血圧低下といったものが報告されています。ここでは、ミノキシジルの内服薬の副作用についてご紹介します。

 ミノキシジルの副作用について
初期脱毛
初期脱毛とは、ミノキシジルを服用後すぐに髪が多く抜ける症状のことです。髪は、成長期、退行期、休止期を経て脱毛します。ミノキシジルによって毛母細胞が活性化することで、休止期の髪が自然に抜けたものとされています。

髪は、抜けてしばらくすると再び生えてくるため、心配はいりません。目安として、1~2ヶ月で初期脱毛が終わり、3ヶ月目から髪が生えてきます。
肝臓への影響
ミノキシジルの内服によって肝臓に負担がかかり、肝機能障害が起こる場合があります。ただし、肝機能障害はどの薬でも起こり得る副作用です。重大な副作用ではありますが頻度は稀のため、過度な心配はいりません。他の薬で肝機能障害が起きたことがある場合は、医師にその旨を伝えておきましょう。
動悸・息切れ
動悸と息切れは、ミノキシジルの血流促進作用による副作用です。心臓が過剰に血液を供給しようとする働きがあります。血流は、良ければ良いほど髪が生えやすいと考えがちですが、必ずしもそうとは限りません。血流は身体のあらゆる機能を維持するためのものです。血流が良すぎると身体の機能に異変が起こる場合があります。
赤ら顔
赤ら顔は、顔の毛細血管が透けて見えることで起こります。ミノキシジルで血流が促されることで起こる副作用です。見た目の変化のみで、体調に異変が起こるわけではありません。
多毛症
多毛症
ミノキシジルの内服薬は、成分が血液によって全身へ運ばれます。そのため、髪だけではなく全身の毛まで伸びたり濃くなったりする場合があるのです。体毛が濃くて悩んでいる方がミノキシジルを使うと、結果的に悩みが増す恐れがあります。
むくみ
むくみは、血液やリンパ液などが滞ることで起こります。ミノキシジルの内服薬には、顔や足などのむくみが副作用として報告されています。
立ちくらみ
ミノキシジルの血圧を下げる働きによって、立ちくらみが起こる場合があります。急に立つことで上半身が血流不足になり、立ちくらみが起こるのです。
心疾患
ミノキシジルは細動脈とよばれる大動脈から流れてくる血液の勢いを調整する血管と、冠動脈とよばれる心臓に血液を送る血管に影響が出てしまう人がいます。
冠動脈は太い血管で収縮することにより血液の流れの調整をおこないます。ミノキシジルはそんな冠動脈を弛緩させてしまい、心臓へ運ぶ血液の量が減少し、冠動脈疾患を引き起こす原因にもなります。ひどくなると狭心症になる場合も。さらに悪化すると心筋梗塞になることもあり得ますが、ミノキシジルの影響によって心臓へ血液がまったくいかなくなることは考えられません。そのためミノキシジルだけで心筋梗塞になることはまずないでしょう。

ミノキシジルの処方はクリニックで

ミノキシジルは第一類医薬品として薬剤師がいる薬局で販売されていますが、外用薬に限ります。内服薬はクリニックで処方してもらうしか入手する方法はありません。海外から個人輸入することも可能ですが、偽物が送られてきたり金銭トラブルにあったりする恐れがあるため、避けた方がいいでしょう。

また、クリニックではミノキシジル以外にも、さまざまな薬を提案してもらえます。予算や作用などを踏まえ、自分に合った薬を選ぶことが大切です。

「ミノキシジル」配合のオリジナル発毛薬「Rebirth」はこちら
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まとめ

ミノキシジルは、薄毛治療薬として広く用いられています。ただし、内服薬は取り扱っていないクリニックも多いため、受診する前に電話やメールで確認しておきましょう。薄毛治療は、自分に合った治療計画を立てることが大切です。AGA治療の実績が豊富なクリニックで、満足の得られる治療を受けましょう。

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