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円形脱毛症治療

円形脱毛症について

円形脱毛症とは、後天的に楕円または円形状に髪の毛の一部が抜け落ちて、その部分に毛がなくなってしまう状態のことです。
多くは10円玉~鶏卵大ほどの脱毛ですが、頭部全体に広がるものや、眉毛やまつ毛、体毛などに及ぶものまであります。重症度の基準としては脱毛範囲の大きさで決めていきます。

円形脱毛症の原因

毛包組織に対する自己免疫性疾患と考えられているが、正確な要因は分かっていません。疲労や肉体的・精神的ストレスはあくまでも発症するきっかけであり、直接の原因ではないと考えられています。

円形脱毛症の特徴

脱毛斑・毛髪に見られる
円形脱毛症の特徴

  • ・基本的に無毛だが、まばらに毛が残っていることもある
  • ・残っている毛は後に脱落する(白髪は脱毛しない)
  • ・活動期には切れ毛や萎縮毛、黒点がみられる
  • ・慢性期では毛穴が黄点状となる
  • ・皮膚が厚みを増してくると、うぶ毛様の軟毛が生える(急速に硬毛に変化していく)

爪に見られる
円形脱毛症の特徴

  • 爪甲に点々と針で突いたような窪みが生じる(点状凹窩)

皮膚に見られる
円形脱毛症の特徴

  • 最初は正常(稀に浮腫みや軽い発赤あり) だが、 萎縮して薄くなり、 (少なくとも3か月後)厚みを増す

円形脱毛症の分類

円形脱毛症の分類
  • 単発型
    脱毛斑が単発のもの (円形または楕円形)
    多発型
    複数の脱毛斑を認めるもの
    全頭型
    脱毛巣が全頭部に拡大したもの
  • 汎発型
    脱毛が全身に拡大したもの
    蛇行型
    頭髪の生え際が帯状に脱毛したもの

円形脱毛症と合併しやすい疾患

  • ・アトピー性皮膚炎 (円形脱毛症の治療は可能だが、治療中に再発したり悪化する可能性あり)
  • ・甲状腺機能異常
  • ・尋常性白斑
  • ・関節リウマチ
  • ・AGA(男性型脱毛症)

円形脱毛症の治療

脱毛面積と発症後経過期間を医師が確認し、お一人おひとりの重症度レベルによって行う治療を決めていきます。
※症状によっては保険適用のステロイド点滴等をおすすめする場合もございます。

円形脱毛症レベル低 「単発型」「多発型」の方の治療

  • ステロイド外用
  • ミノキシジル注射
治療名 ステロイド外用+ミノキシジル注射
主要成分 アンテベートローション、ミノキシジル
効果 皮膚の炎症抑制、赤み・はれ・かゆみなどの症状改善、発毛促進
副作用 皮膚の真菌症(カンジダ症、白癬など)、細菌感染症(伝染性膿痂疹、毛嚢炎(吹き出もの)など)、ざ瘡(ニキビ)、ステロイド皮膚(皮膚萎縮、毛細血管拡張、ステロイド紅潮など)、頭皮に発疹、かぶれ、かゆみ、動機、息切れ、めまい、だるさ、しびれ、多毛症、急激な体重の増減、手や足のむくみ、腹痛、乳房痛、生理不順、頻尿等順、頻尿、初期脱毛など
用法・用量 ステロイド外用 1日1回/ミノキシジル注射 1ヶ月に1回~2回(クリニックにて施術)
注意事項 当日は洗髪を控え、翌朝から可能/飲酒や運動は控える

円形脱毛症レベル中 「単発型」「多発型」の方の治療

  • ステロイド注射
  • ミノキシジル注射
治療名 ステロイド注射+ミノキシジル注射
主要成分 ケナコルト-A、ミノキシジル
効果 皮膚の炎症抑制、免疫反応抑制、発毛促進
副作用 満月様顔貌、月経異常、関節の不安定化(関節腔内投与時)、疼痛・腫脹など(関節腔内投与時)、頭皮に発疹、かぶれ、かゆみ、動機、息切れ、めまい、だるさ、しびれ、多毛症、急激な体重の増減、手や足のむくみ、腹痛、乳房痛、生理不順、頻尿等順、頻尿、初期脱毛など
用法・用量 1ヶ月に1回~2回(クリニックにて施術)
注意事項 当日は洗髪を控え、翌朝から可能/飲酒や運動は控える

円形脱毛症レベル高 「多発型」「全頭型」「汎発型」の方の治療

  • 局所免疫療法(SADBE)
  • ミノキシジル注射
治療名 局所免疫療法(SADBE)+ミノキシジル注射
主要成分 スクアリン酸ジブチル、ミノキシジル
効果 皮膚の炎症抑制、免疫反応抑制、発毛促進
副作用 かぶれ、かゆみ、赤み、腫れ、分泌物、リンパ節の腫れ、じんましん、色素脱失、アトピー性皮膚炎の悪化、頭皮に発疹、動機、息切れ、めまい、だるさ、しびれ、多毛症、急激な体重の増減、手や足のむくみ、腹痛、乳房痛、生理不順、頻尿等順、頻尿、初期脱毛など
用法・用量 2週間1回~2回(クリニックにて施術) ※半年以降は1ヶ月に1回
注意事項 洗髪は12時間後から可能(強くこすらない)/飲酒や運動は控える

円形脱毛症治療の局所免疫療法とは?

人工的にかぶれを起こして発毛を促す治療法で、日本皮膚科学会のガイドラインでは推奨度Bに分類されています。
脱毛が生じている毛根周囲には、T細胞(免疫細胞)が集まっており、そのT細胞が毛母細胞を破壊し、その結果脱毛しているのではないかと考えられているため、かぶれを起こすことでT細胞を皮膚表面に呼び寄せ、毛根の破壊を食い止めると言われています。
事前のパッチテストが必要となります。治療開始はパッチテストの2週間後にご来院いただき、医師が判断します。

よくある質問

施術前後のパーマやカラー等の制限はありますか?
特別な制限は設けていませんが、おすすめはしておりません。頭皮への刺激も強いため、どうしてもやりたい場合は前後2週間空けて行ってください。その場合、来院期間がずれてしまう可能性もあるため、治療効果は遅くなる場合もございますので、ご了承ください。
どの程度の期間で完治しますか?
全体的な治療期間としては半年~1年半未満という方が多いです。他の健常部位と比べて脱毛斑が分かりにくくなるまでは治療を継続する必要があるので、半年で寛解ということは少ないと思われます。
円形脱毛症治療で血液検査は必要ですか?
血液検査はすべての円形脱毛症治療で必要です。(円形脱毛症治療のみの場合、血液検査は1回)採血結果により、甲状腺疾患や梅毒・SLEといった疾患が判明した場合はこれらの治療を優先していただきます。
円形脱毛症治療をしながら、他の薄毛治療(プロペシアやミノキジェット等)の治療も同時に治療できますか?
円形の患部を避ければ同時治療可能です。クリニックにてご相談ください。
円形脱毛症の蛇行型の人にできる治療はない?
局所免疫療法(SADBE)+ミノキシジル注射の治療も可能ですが、症例は少ないため、急速に悪化する恐れもございます。一般皮膚科にてステロイド点滴をおすすめする場合もございます。
初診当日から治療は開始できますか?
初回は診察・カウンセリング・採血のみとなります。初回施術については、採血結果等の関係から後日ご案内させていただきます。
何歳から治療できますか?
18歳以上の方が治療可能です。
ただし高校在学中の方は、法定代理人(親権者または未成年後見人)の同意が必要です。
以下より同意書をダウンロードし、必要事項をご記入の上、ご来院の際にお持ちください。
また、オンライン診療は高校在学中(卒業年度3/31まで)は治療できません。 法定代理人同意書 PDF版

円形脱毛症治療の治療費用・料金

※当院の円形脱毛症治療は保険診療ではありません。

ステロイド外用+ミノキシジル注射

ミノキシジル注射
月1回
6ヶ月未満 6ヶ月以上 12ヶ月以上
2cc 88,000円/月 70,400円/月 61,600円/月
4cc 110,000円/月 88,000円/月 77,000円/月
6cc 132,000円/月 105,600円/月 92,400円/月
  • ※ミノキシジル注射月2回の場合は上記の倍の料金になります

ステロイド注射+ミノキシジル注射

ミノキシジル注射
月1回
6ヶ月未満 6ヶ月以上 12ヶ月以上
2cc 93,500円/月 74,800円/月 65,450円/月
4cc 115,500円/月 92,400円/月 80,850円/月
6cc 137,500円/月 110,000円/月 96,250円/月
  • ※ミノキシジル注射月2回の場合は上記の倍の料金になります

局所免疫療法(SADBE)+ミノキシジル注射

ミノキシジル注射
月1回
6ヶ月未満 6ヶ月以上 12ヶ月以上
2cc 99,000円/月 79,200円/月 69,300円/月
4cc 121,000円/月 96,800円/月 84,700円/月
6cc 143,000円/月 114,400円/月 100,100円/月
  • ※ミノキシジル注射月2回の場合は上記の倍の料金になります
  • ※AGAスキンクリニック名古屋院・宮崎院・東京美容外科・クリニカ タナカは取扱いをしておりません。
【医師監修】円形脱毛症の原因と種類、治療方法とは?
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監修医師情報

    • AGAスキンクリニック 診療顧問 田中 洋平
    • 診療顧問

      AGAスキンクリニック 診療顧問 田中 洋平

    • 経歴

      2000年3月 信州大学医学部医学科卒業後、長野県内の病院、救急センター、信州大学付属病院にて研鑽を積む。
      専門医取得後、クリニカ タナカ 形成外科・アンティエイジングセンター開設。
      後に信州大学医学部より学位(医学博士)を取得し、新潟薬科大学客員教授や東京女子医科大学皮膚科非常勤講師として国内外問わず広く活躍し、AGAスキンクリニックの診療顧問に就任。

    • 資格

      日本形成外科学会専門医
      国際形成外科学会会員
      日本美容外科学会会員
      日本皮膚科学会会員
      日本美容皮膚科学会会員
      日本抗加齢学会会員
      日本熱傷学会会員
      日本救急医学会会員
      日本フォトダーマトロジー学会理事